
間取りや方位などの風水を気にして、引っ越しなど新居選びをする方も多いですよね。
風水というと、何かインテリアに気を遣ったり、アイテムを置いてみたり…ということをイメージするかもしれません。
しかし、まずは基本中の基本、絶対にやってはいけないNG風水を知っておくことが大切なのです。
最低限気を付けたいこと
これは風水以前の問題でもありますが、風水でも方角云々の前に大事にしていることは「掃除」。
元々風水は、目には見えない「気」を生活の中に取り入れて、良い環境を作るための術として受け継がれてきた思想。
「気を整える」ことが全ての基本であり、環境の運気を上げる方法と言われています。
現代の家に置き換えると、散らかって片付けがされていない場所や、臭いがこもって汚れている場所には気が巡らず流れが滞ることになります。
どんなに方角やインテリアにこだわっても、掃除していない家では何の意味もない、ということをまず心に留めておいてください。
玄関は無駄なものを置かずスッキリ!
続いては、家の中のエリアに絞って見ていきましょう。
まずは、全ての気が入って出ていく場所である「玄関」。絶対にやってはいけない風水として、2つ紹介します。
× 玄関の正面に鏡を置く
× 古紙や段ボールを置く
正面に鏡を置いてしまうと、玄関から入ってきた良い気を反射してしまい、気の飢餓状態になってしまいます。
窓がある場合も同様で、窓の正面にも置かないように気を付けましょう。
もちろん、鏡は良くない気(邪気)を反射させるという役割も持ちますが、玄関という場所に置くのには向いていないのです。
では「正面でなければ良いのか」ということ、玄関に入って右側であれば、置いても良しとされています。
風水では反時計回りが気の流れを表しているので、右側に鏡を置くことで気の流れを助ける役割を果たします。
古紙や段ボールはその性質上、湿気を吸ってしまいます。
湿気は悪い気を含んでいることが多く、結果的に段ボールや新聞紙が悪い気の詰まったアイテムに変化してしまいます。
その悪い気は、そのまま住人の運気にも悪影響を与えてしまうので、段ボールや新聞紙はこまめにまとめて、処分することを心がけましょう。
万全の睡眠で気の栄養補給を
次に寝室です。良質な睡眠がとれるかどうかで、身体や心の状態が変わってきます。
風水で絶対にやってはいけないのは以下の2つ。
× 寝ている姿が鏡に映る
× 寝室が真っ暗
風水を考える上で、鏡は重要なポイント。
玄関では正面に置くのがNGでしたが、寝室の場合、ベッドの横など自分の寝ている姿が映る場所に置くことが絶対NGです。
寝ている時、人は気を吸収し、蓄える状態になります。
しかし鏡に寝ている姿が映ってしまうと「鏡の中の自分」も気を吸収して、本来蓄えられるはずの気が、分散してしまうのです。
寝室に鏡を置かないことが一番ですが、どうしても位置を動かせない場合、寝るときは布などで隠すようにしてください。
また、鏡以外でも自分が映り込む可能性があるもの(テレビやパソコンの画面など)にも注意が必要です。
同じように、布で覆っておきましょう。
次に寝室を真っ暗にしてはいけないという点。
これは寝ている時に人間が「水の気」を持つ、ということが影響しています。
水の気を持っている状態では、身の回りの気を取り込み補てんする力が働きます。
その時に部屋が真っ暗だと、自分が「陰気な水」の状態になってしまい、それを通して気を取り込むことで悪い気が補てんされてしまうのです。
そのため、間接照明や豆電球を灯して寝るのが良いですが、どうしても明るいと眠れないという人はアイマスクをするなどして、部屋自体が真っ暗にならないように対策しましょう。
清潔に保つのが一番のトイレ
最後にトイレですが、トイレは排泄の場所であり、不浄の場。悪い気が溜まることを避けることはできません。
悪い気を放出し、良い気を少しでも呼び込むには、一番最初で触れた「掃除」がとにかく大事。
トイレについては、特にこれに尽きるといえます。
その他、意外とやってしまいがちなので、注意してほしいこととしては
× トイレに本や雑誌を置く
× トイレで電話やメールをする
玄関のところでも触れましたが、悪い気が溜まる場所に本や雑誌など湿気を吸ってしまうものを置くのはNG。
また、電話やメールは、悪い気に影響されて相手との仲が悪くなりやすいので注意しましょう。
とにかく、トイレに長居は禁物!ということがお分かりいただけたでしょうか。
ここまで紹介してきた絶対NGな風水。
ひとつでも自分の部屋に当てはまっていた場合は今すぐ改善しましょう。
風水の基本は、誰にでも実践できる基本的なことばかり。
まずは基本をマスターして、家や部屋にどんどん良い気を取り込んでいきましょう!